【寺院】神下山 高貴寺(河南町)
高貴寺
「高貴寺(こうきじ)」は大阪府南河内郡河南町大字平石にある高野山真言宗の寺院で、山号は神下山。金剛山地を形成する岩橋山の西側にあり、当寺の少し西には関係の深い磐船大神社も鎮座しています。
高貴寺の正確な創建年は不明ですが、文武天皇の御世(7世紀末から8世紀初)に役行者によって開創されたと伝えられています。役行者は法華経二十八品にちなんで葛城山周辺に28ヶ所の修験霊場を開いたとされ、高貴寺はその一つ、第二十五品の観音経普門品に配当されるものだったそうです。河南町内には同じく役行者が開いたとされる弘川寺もあります。
山門から金堂への道の左側には長い土塀が続きますが、その中には学寮や本坊などがあるそうです。突き当りには金堂が、その左手には講堂、右手には開山堂があり、奥の院には弘法大師御影堂をはじめ、慈雲尊者の墓、後桃園天皇の実母、開明門院の御髪奉安塔、柳沢保光の遺髪碑がなどがあります。奥の院への参拝は許可が必要。
当寺では重要文化財の金銅五鈷鈴も所蔵されており、他にも境内には十三重石塔、宝篋印塔、石上露子の歌碑、さらに府道から高貴寺駐車場への途中には「岸桜井」という聖徳太子ゆかりの井戸(の跡?)もあります。なお、鐘が吊り下げられた山門になどには「撮影禁止」の看板あり。
●高貴寺について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2019/06/blog-post_28.html?m=0
府道27号「寺田」交差点からは東に進み、町立総合体育館ぷくぷくドーム前を通過、約350m先の「北加納」を左折し平石方面へ。約2.8km先の河内河南線「この先幅員狭小につき車両通行不可」の看板がある分岐を左へ進み、墓地を左手に見ながら右にカーブする坂道を300m少々上ると高貴寺の山門前駐車場に着きます。
アクセス
近鉄長野線「富田林」駅から金剛バスで「平石」バス停下車。府道704号河内河南線を500mほど上って分岐を左へ入り、墓地の前を通って300mほど上ると高貴寺の山門前に着きます。府道27号「寺田」交差点からは東に進み、町立総合体育館ぷくぷくドーム前を通過、約350m先の「北加納」を左折し平石方面へ。約2.8km先の河内河南線「この先幅員狭小につき車両通行不可」の看板がある分岐を左へ進み、墓地を左手に見ながら右にカーブする坂道を300m少々上ると高貴寺の山門前駐車場に着きます。
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