【神社】長野神社(河内長野市)

長野神社

「長野神社(ながのじんじゃ)」は、 大阪府河内長野市長野町にある神社です。河内長野市の中心地である南海電車・近鉄電車の河内長野駅のすぐ近くに鎮座する神社で、1月の「十日戎(えべっさん)」や10月の「タイマツタテ」神事などでも知られています。

長野神社の創建年代は不詳ですが、この地は東高野街道と西高野街道が合流するなど交通の要衝で古くから栄えていたと考えられており、当社も相当の歴史があると思われます。江戸時代中頃までは「木屋堂宮(こやどのみや)」や「牛頭天王宮(ごずてんのうのみや)」と呼ばれていました。

御祭神として、本殿にて神仏習合では牛頭天王と同一視された素盞嗚大神、恵比須社で事代主命、天神社で菅原道真公が祀られています。また、境内末社の一宮では熊野宮、多賀宮、八幡宮、春日宮、高良宮の五社を祀っており五社大明神とも呼ばれたそうです。

1868年(慶応4年・明治元年)に現在の長野神社と改称し、1872年(明治5年)に近代社格制度で村社に列格しました。

表門は西側の高野街道に面していて、駅から行くと街道の坂を少し下ったところから石段を上る形になりますが、東側にも入口があります。1543年(天文12年)頃に建てられたと考えられる本殿は一間社流造りで、正面に千鳥破風と軒唐破風が付き、屋根は檜皮葺きで国指定の重要文化財となっています。境内にある数本の巨木は隣接する吉年邸のクスノキと合わせて遠くからでも長野神社を探す目印にもなりますが、特に本殿近くの大阪府下最大規模(高さ約17m、幹周りが約4m)の榧(カヤ)の木は府指定の天然記念物になっています。

●長野神社について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2017/04/blog-post_21.html


アクセス

近鉄長野線・南海高野線「河内長野」駅からは西側のロータリー出口の交差点(長野商店街入口前)を南に入り、「高野街道」を100mほど進むと長野神社があります。

国道170号(旧道)や310号、371号などが交わる「本町(七つ辻)」交差点からは「河内長野」駅方面へ向かい、駅前ロータリー入口の交差点を右折し、すぐに左折。50mほど進み右に入ると神社入口がありますが、駐車できない場合は付近のコインパーキングなどを利用してください。

神社周辺では、東の線路や石川を渡ると、かつて長野温泉の温泉街として栄えたエリアや、長野遊園の跡地に造られた「長野公園 奥河内さくら公園(長野地区)」があります。


2017年2月撮影

長野神社(河内長野市)

長野神社(河内長野市)

長野神社(河内長野市)

長野神社(河内長野市)

長野神社(河内長野市)

長野神社(河内長野市)

長野神社(河内長野市)



コメント

人気の投稿