ブクンダ公園

「ブクンダ公園」は、大阪府藤井寺市藤井寺にある公園です。近鉄南大阪線藤井寺駅の１００ｍほど南にあり、様々なイベントにも用いられる都市公園となっています。

公園の周辺には西国三十三ヶ所第五番札所としても知られる紫雲山葛井寺(ふじいでら)や式内社の辛國神社といった歴史ある神社仏閣がある他、少し南には仲哀天皇陵などの古墳もあります。

広さは東西約６０m、南北約４０ｍのほぼ長方形で南側以外は道路に面しており、園内には広場や花壇、小川(跡？)があり、藤井寺にふさわしい藤棚も設置されています。

公園名の「ブクンダ」はカタカナ表記で、アルファベットでは「Bukunda Park」と記されていますが、これは古くからこの地に伝わる地名(小字名)から命名されました。その小字名は「仏供田」と表記され、ここにはかつて仏供田池という溜池がありました。ブクンダ公園は高度成長期にこの溜池を埋め立てて造られました。

しかし、もともと「仏供田」が「ぶくんだ」と呼ばれていたわけではないようで、江戸時代の絵図を見ると辛國神社の北側に池が描かれ「ふくてん池」(ぶくでんいけ)という名が記されています。その「ぶくでん」が変化して「ぶくんだ」となり、藤井寺市が公園設置に際し読みやすいカタカナ表記にして命名したようです。

●ブクンダ公園について詳しくは　→https://kyouhakore.blogspot.com/2022/08/blog-post.html