【神社】小塩八幡神社(河内長野市)

小塩八幡神社

「小塩八幡神社(おしおはちまんじんじゃ)」は、大阪府河内長野市小塩町にある神社です。河内長野市内の三日市地域はかつて高野参詣の宿場町として栄えてきた歴史があり、楠木正成ゆかりの山城として知られる烏帽子形城跡やその鎮守とされる烏帽子形八幡神社が有名ですが、そこから900mほど南に当社は鎮座しています。

由緒記などは見当たらず小塩八幡神社の正確な創建年などは不詳。八幡神である第15代応神天皇を御祭神とする旧小塩村の鎮守として祀られてきた神社です。明治時代に近代社格制度で村社に列格したと思われますが、1907年(明治40年)10月19日に当時の南河内郡三日市村大字三日市字喜多の村社であった烏帽子形八幡神社に合祀されました。なお、小塩八幡神社の社殿はしばらく残されていたようですが、1917年(大正6年)に少し北にある上田金刀比羅宮の祠として移築されました。


小塩八幡神社は現在の小塩町のやや北寄り、旧小塩村集落の中のちょっとした広場のようになっている区域に鎮座する小さな神社ですが、周辺には地車(だんじり)小屋や自治会館(集会所)もあることからここが重要な場所であったことが想像出来ます。

鳥居をくぐり境内に入ると、烏帽子形八幡神社に合祀される前の旧社地に置かれていたと思われる古い狛犬をはじめ、旧小塩八幡神社時代のものと思われる石灯篭などが並べられています。境内北側には南向きに建てられた小詞が二つ並んでおり、このどちらかが八幡神を祀る本殿と思われます。

また、小塩八幡神社から見て広場の向かい、つまり西側には東向きに鎮座する祠がある他、かつてこの地にあった小塩阿弥陀寺に関連すると思われる宝篋印塔などの石造物が複数残されています。


●小塩八幡神社について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2022/08/oshiohachimanshrine.html


アクセス

国道371号の「片添町」交差点から西に入り、道なりに400mほど進んだ先の交差点(「片添町」交差点から二つ目の信号)を右折。そこから北に約280m進むと右手に小塩八幡神社、左手にだんじり小屋や集会所、石造物などがあります。

南海高野線「三日市町」駅からは、駅の西側を通る高野街道を南に200mほど進み右折。さらに約80m進むと上記の「片添町」交差点に出ます。


2022年1月撮影

小塩八幡神社(河内長野市)

小塩八幡神社(河内長野市)

小塩八幡神社(河内長野市)

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