【寺院】英照山 養源寺(藤井寺市)


養源寺

「養源寺(ようげんじ)」は、大阪府藤井寺市船橋町にある真宗大谷派の寺院で、山号は英照山。創建年など詳細は不明です。藤井寺市の船橋町は大和川に石川が合流する地点のすぐ南西に位置しており、かつての主要道路である東高野街道も通る交通の要衝。

養源寺の西隣に鎮座する大山咋神社の神宮寺で明治元年(1868年)の神仏分離令によって分離されました。

南側の道路に面する養源寺の山門と大山咋神社の鳥居の間には地蔵堂があり、「船橋村のお地蔵さん」として大切にされています。この地蔵尊は「興国五年甲申十一月二十六日」に建立されたものですが、興国は南北朝時代の南朝で使われた元号で、興国5年は北朝の康永3年、西暦では1344年に当たります。この頃の南河内周辺は南朝方の楠木正成の嫡男、楠木正行(まさつら)の本拠地で、これを攻める北朝方との間で激しい攻防が繰り広げられ、船橋村周辺も戦場になったそうです。
「船橋村のお地蔵さん」は、「上辺が丸い高さ184cmの凝灰岩製舟形光背に蓮華座を彫り、その上に像高110.5cmの地蔵を厚肉彫りし、右手に錫杖、左手に宝珠を持っています。」(現地説明版より)

アクセス

近鉄道明寺線の「柏原南口」駅から徒歩で大和川を渡るコースが約500mと最短。

近鉄南大阪線「土師ノ里」駅前の「土師の里」交差点からは、国道170号(旧道)を北(大和川方面)へ約750m進み、信号手前の藤井寺北条郵便局のある角を右折、東に約650m進むと(黒田神社、大山咋神社前を通過)左手に養源寺があります。専用駐車場はないようです。

近くに松永白洲記念館あり。

2019年10月撮影

英照山 養源寺(藤井寺市)

英照山 養源寺(藤井寺市)

英照山 養源寺(藤井寺市)

英照山 養源寺(藤井寺市)



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