【神社】狭間神社(大阪狭山市)
狭間神社
「狭間神社(はざまじんじゃ)」は、大阪府大阪狭山市池尻中にある神社です。日本最古といわれるダム式ため池で、大阪狭山市のシンボルともいえる狭山池の北側に鎮座し、周辺は古くからの集落の面影を残す住宅地となっています。
狭間神社の正確な創建年などは不祥です。北条氏の河内狭山藩陣屋からもほど近いこの地は、明治時代の初め頃まで河内国丹南郡池尻村と呼ばれており、大阪狭山市史によると、かつて池尻には牛頭天王社があり、絵図などからその境内は非常に広大であったと考えられています。
神仏習合の時代に牛頭天王社と呼ばれていたことから、狭間神社の御祭神は牛頭天王と同一視されていた素盞嗚命(須佐之男命)と思われます。明治政府の合祀政策により、狭間神社は1909年(明治42年)に金剛駅の西に鎮座する式内社である狭山神社に合祀されました。
現在の狭間神社の参道、拝殿、本殿はともに東向きとなっていて、境内へは東側から入ります。神社全体を見ると、玉垣や社号標、社殿などはそれほど古くなさそうですが、境内には江戸時代のものと思われる石燈籠や手水鉢がある他、拝殿内には歴史を感じさせる2対の狛犬と1対の人物像(いずれも木造?)などが置かれています。大阪狭山市史によると、復興した狭間神社は遥拝所とのことですが、拝殿の奥には一間社流造のしっかりとした本殿があります。
●狭間神社について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2020/02/hazamashrine.html
アクセス
国道310号「池之原中」交差点から東(北東)に約850m進んだ「狭山博物館前」交差点を左折し、約450m先(府道203号富田林狭山線を越えて約80m)の交差点を左折。さらに100mほど進み極楽寺の角を左折(南へ)すると右手に狭間神社があります。
南海高野線「狭山」駅前からは府道26号大阪狭山線(南向き一方通行の道路)を南(狭山池方面)に進み、約450m先の十字路を左折します。そこから140mほど進み極楽寺前の交差点を右折するとすぐに当社が見えます。
神社に駐車場は無く周辺も細い道や一方通行の道路が多いので、徒歩で参拝する方が良いと思われます。
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