鳴尾神社

「鳴尾神社(どんどじんじゃ)」は、大阪府河内長野市木戸にある神社です。鎮座地は河内長野市北部の南海高野線や国道３１０号から少し東の古い街並みと新しい住宅街が融合したような静かな地域ですが、鳴尾と書いて「どんど」と読む南河内でも指折りの難読地名が付く神社となっています。周辺は明治の初めまで河内国錦部郡(にしごりぐん)市村新田の一部である鳴尾集落でしたが、昭和に入って木戸という住所表記になっています。

鳴尾神社には由緒記や説明板がなく、正確な創建年や正式な御祭神も不明ですが、かつては牛頭天王を祀っていたようなので現在は素戔嗚尊が御祭神となっている、ともいわれているようです。もともと鳴尾集落の鎮守社だったと思われますが、現在鳴尾地区は１ｋｍほど東南東にある河内長野市市町の千代田神社の氏子地区となっており、千代田神社の祭礼に合わせて地車(だんじり)も出ます。

鳴尾神社の鎮座地は、かつての鳴尾集落の中心部から少し南に当たる場所のようで、敷地は細長い三角形のような形をしています。その北東側に７ｍ四方ほどの石垣の上に塀を巡らせた一角があり、その上に平成になって建立されたと思われる一間社流造の本殿があります。鳥居はありません。

●鳴尾神社について詳しくは　→https://kininarugou.blogspot.com/2020/11/dondoshrine.html