【神社】古室八幡神社(藤井寺市)

古室八幡神社

「古室八幡神社(こむろはちまんじんじゃ)」は、大阪府藤井寺市古室にある神社です。2019年(令和元年)7月にユネスコの世界文化遺産に登録された古市古墳群に属する古墳で、同古墳群第2位の規模を誇る仲姫命陵(仲ツ山古墳)に隣接するように鎮座しています。

八幡神社ということで八幡大神である品陀分命(ほんだわけのみこと=第15代応神天皇)を御祭神とする古室八幡神社ですが、正確な創建年は不祥です。

由緒記によると、第107代後陽成天皇の御世に豊臣秀吉が全国的に太閤検地を実施しましたが、1594年(文禄3年)12月に志紀郡古室村を検地した際、一部が古市郡誉田村(現羽曳野市誉田)の誉田神社(現誉田八幡宮)の社領となり200石を課せられ、その後に誉田八幡宮の分霊を当地に勧請して建立されたのが古室八幡神社と伝えられています。1872年(明治5年)、近代社格制度で村社に列格。明治時代末期に周辺の神社に合祀されることはなったようです。

鎮座地は仲姫命陵の西(北西)側の外堤(周堤)に接しています。仲姫命陵のある丘陵地の斜面を境内(階段状)としており、神社北西面の斜面の下には近鉄南大阪線の線路が通っています。表参道入口は西側にあり、鳥居、拝殿、本殿と真っすぐに並んでいます(本殿周辺が最高点)。また、裏参道付近に建物があったことを物語る石積みや仲姫命陵の説明板があります。

社殿は1647年(正保4年)に本殿が再建された後、江戸時代から数度に渡って修繕や再建が行われたことが棟札などから判明しています。昭和以降は1934年(昭和9年)9月の室戸台風で拝殿が破損し建て替えられ、1974年(昭和49年)には本殿も再建。2000年(平成12年)12月に境内環境整備、拝殿の補修工事が施工されています。


境内は古室児童公園となっており、春には桜の名所となっています。


●古室八幡神社について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2022/02/komurohachimanshrine.html


アクセス

近鉄南大阪線「土師ノ里」駅前の「土師の里」交差点から府道12号堺大和高田線(ヤマタカ線)を200mほど西に進み、信号のある交差点を左斜め前方へ。やや細い道を約350m歩いて(途中澤田八幡前を通過)四つ辻を左折し踏切を渡ると左手に古室八幡神社の鳥居などがあります。

その他、「土師ノ里」駅から仲姫命陵の周濠沿い、あるいは応神天皇陵拝所から誉田丸山古墳、大鳥塚古墳、赤面山古墳、古室山古墳のそばを通って仲姫命陵拝所前の道に出た後に左(北)に進むコースなどもあります。

当社周辺の道幅は狭いところが多く、参拝者用駐車場も無いようなので徒歩での参拝がおすすめです。

2021年11月撮影

古室八幡神社(藤井寺市)

古室八幡神社(藤井寺市)

古室八幡神社(藤井寺市)

古室八幡神社(藤井寺市)

古室八幡神社(藤井寺市)

古室八幡神社(藤井寺市)

古室八幡神社(藤井寺市)

古室八幡神社(藤井寺市)

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