【神社・古墳】野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

野中神社・野中宮山古墳

「野中神社(のなかじんじゃ)」は、大阪府藤井寺市野中にある神社です。藤井寺市南部に位置する野中地区の産土神として大切にされている神社ですが、その鎮座地は古市古墳群に属する「野中宮山古墳」の墳丘上となっています。


現在の野中神社が鎮座している野中宮山古墳は、古市古墳群のほぼ中央に位置する前方部を西に向けた三段築成の前方後円墳です。その全長は約154m、後円部径約100m、高さ約14.1m、前方部幅約75m、高さ約10.1mで、周囲には濠と堤があり、周濠は墳丘に沿って前方後円形に巡らされていました。

野中神社の正確な創建年は不祥ですが、拝殿前にある改築記念碑によると「当社は貞観17年(875年)8月戌寅に従五位下を授けられた野中郷の鎮守の神として住民の尊崇の厚いお宮で、祭神は彦国葺命(ひこくにふくのみこと)と素戔鳴命であります。」とあります。

野中神社はもともと別の場所にあったようで、当古墳に鎮座するまでは、ここには聖徳太子により創建されたと伝わる野中山満願寺(本尊は薬師如来及び十一面観世音菩薩)という真言宗の寺院がありましたが、1872年(明治5年)に廃寺となりました。

現在の野中宮山古墳は、南側の彫が埋め立てられ公園になっており、墳丘東側の後円部の上に野中神社の拝殿・本殿が西向きに建っています。また、墳丘南面には朱色の鳥居が並んでおり、稲荷社と思われる境内社があります。


応神天皇陵の約500m西、墓山古墳の約200m北に位置しています。また、当古墳から府道31号堺羽曳野線を挟んだ北側にははざみ山古墳があります。


●野中神社・野中宮山古墳について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2021/08/nonakashrine.html


アクセス

国道170号(外環状線)の野中跨道橋の高架下にある「野中」交差点から50mほど東にある路地を南に入り、100mほど進むと左に野中宮山古墳古、野中神社、野中宮山児童公園への南西側入口があります。

公共交通機関では、近鉄南大阪線「藤井寺」駅(南口)と南大阪線・長野線「古市」駅を結ぶ近鉄バスの「野中北」バス停で下車し、バス停から30mほど西の府道南側から路地に入り、約100m南に進むと左に南西側入口があります。

野中神社、野中宮山古墳自体に駐車場は無いようなので周辺のコインパーキングなどをご利用ください(近くでは外環状線の高架下のコインパーキングなど)。


2021年7月撮影

野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)


野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

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野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

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野中神社・野中宮山古墳(藤井寺市)

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