【神社】大津神社(羽曳野市)

大津神社

「大津神社(おおつじんじゃ)」は、大阪府羽曳野市高鷲にある神社です。平安時代の「延喜式神名帳」にその名前が記載されたいわゆる式内社で、旧社格制度では村社に列格していました。

大津神社の正確な創建年は不祥です。由緒記などによると、第15代応神天皇(4~5世紀初め頃)の御代には多くの渡来人の来朝があり、大津神社のある河内地方は難波の津と大和を結ぶ要地であったことから土着した渡来人も多かったとされています。当時、この地方には百済の近仇首王(きんきゅうしゅおう・貴須王(きすおう)とも)の子孫とされる葛井氏、船氏、津氏の三氏が勢力を張っていましたが、この三氏のうち津氏一族がこの地を「大宮山」と称して自らの祖先、あるいは守護神を奉斎したことが大津神社の発祥と考えるのが古くからの定説となっているそうです。

その後、津氏がこの地を去ると大津神社はこの地方九ヶ村の人々の氏神として受け継がれ、「河内の大宮」や「午頭天王社」、「北宮の午頭さん」とも呼ばれました。

現在は主祭神として素盞嗚尊(すさのおのみこと)、奇稻田姫命(くしいなだひめのみこと)、天日鷲命(あめのひわしのみこと)を祀っている他、大山咋命(おおやまくいのみこと)、菅原道真公が配祀神として祀られています。

普段は静かな神社ですが、7月の夏越祭には多くの出店が出る他、10月の例大祭では周辺の各地区から地車(だんじり)が宮入し、大変賑わうそうです。

大津神社は近鉄線の「高鷲」駅から南に100mほどの住宅の多い地域に鎮座しており、東側にある鳥居から延びる石畳の参道の先に拝殿、本殿があります。他に、大宮戎社、大宮稲荷社、大宮辯天宮(弁天宮)、平和之社、動植物の御霊を祀る社といった境内社や伊勢神宮遥拝所もあります。

●大津神社について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2021/07/otsushrine.html


アクセス

近鉄南大阪線「高鷲」駅から府道191号(島泉伊賀線)を南に100m少々歩くと交差点の右前方に大津神社があります。そのまま真っすぐ南に進むと鳥居のある参道入口があります。

府道12号堺大和高田線(ヤマタカ線)の「島泉」交差点からは南に約550m進み、踏切を渡って「高鷲」駅前の信号を(道路の矢印は直線のようになっていますが)右(南)に進みます(右斜め後方の池沿いの道に入らないよう注意)。さらに100mほど進むと交差店の右前方に大津神社が見えるので、徒歩の場合は直進して鳥居のある神社東側の入口へ、車の場合は右折して北側の駐車場から入ります。駐車料金は無料。


2021年5月撮影

大津神社(羽曳野市)


大津神社(羽曳野市)

大津神社(羽曳野市)

大津神社(羽曳野市)

大津神社(羽曳野市)

大津神社(羽曳野市)

大津神社(羽曳野市)

大津神社(羽曳野市)

大津神社(羽曳野市)

大津神社(羽曳野市)

大津神社(羽曳野市)

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