【古墳】六反池古墳(富田林市)
六反池古墳
「六反池古墳(ろくたんいけこふん)」は、大阪府富田林市新堂にある古墳です。近鉄の「富田林」駅から北西に直線距離で約500m、富田林市の大動脈の一つである国道170号(外環状線)からは150mほどの距離にあります。
羽曳野丘陵の東側斜面上に築かれた六反池古墳は前方部を西側に向けた前方後円墳で、その規模は全長約60mを測ります。 円筒埴輪が出土しているようですが詳細は不明です。古墳の北面に接して古墳名の由来となったであろう六反池というため池があり、府道35号堺富田林線の交差点名も「六反池」となっています。
現在の六反池古墳は竹や笹などに覆われていて墳丘表面をはっきりと見ることは出来ませんが、鬱蒼とした竹やぶは遠くからでも視認出来ます。古墳の形はある程度保たれているようですが整備はされておらず、標識や説明板もありません。
富田林市内の古墳は羽曳野丘陵に多く、六反池古墳の少し北には新堂古墳群があり、さらに羽曳野丘陵東側斜面を北に向かうと新堂廃寺跡やオガンジ池瓦窯跡と共に知られるお亀石古墳、六反池古墳と規模も同程度の前方後円墳で三角縁神獣鏡が出土した真名井古墳(宮前山古墳群の一つ)、 美具久留御魂神社の神体山にある宮神社裏山古墳群などが存在しています。一方、丘陵東面を南に向かうと小金平古墳群などがあります。なお、これらの古墳は住宅地開発などのため消失しているものも含んでいます。
トップの写真は東側の府道から撮影したもので、2枚目以降は古墳の北側、東側、南側と続き、最後は富田林駅近くのスーパーコノミヤ富田林店の屋上から見た六反池古墳(中央の竹やぶ)となっています。
アクセス
近鉄長野線「富田林」駅北ロータリーから国道170号(外環状線)に出て、「昭和町北」交差点を北西に200mほど進むと「六反池」交差点があるので同交差点を西に入るとすぐに六反池と六反池古墳があります。
国道170号(外環状線)「昭和町2丁目」からは府道35号を北西に約170m進むと「六反池」交差点となります。
六反池古墳に駐車場はありません。
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