【古墳】雄略天皇陵(丹比高鷲原陵)(羽曳野市)

雄略天皇陵(丹比高鷲原陵)

「雄略天皇陵(ゆうりゃくてんのうりょう)」は、大阪府羽曳野市島泉にある古墳で、考古学的には「島泉丸山古墳(しまいずみまるやまこふん)」又は「高鷲丸山古墳(たかわしまるやまこふん)」と呼ばれ、古市古墳群の北西部に位置しています。

雄略天皇陵(丹比高鷲原陵)の最大の特徴は、前述の島泉丸山古墳という直径７５ｍの円墳と、その東側にある島泉平塚古墳という一辺５０ｍの方墳の２つの古墳を「１つの天皇陵」として治定していることといえます。これは、濠で囲まれた円墳である島泉丸山古墳と、縦長の台形のように整備された方墳の島泉平塚古墳をつなげると前方後円墳のような形になっているため。

宮内庁は、近くの河内大塚山古墳(羽曳野市・松原市)についても雄略天皇を被葬候補者に想定し、大塚陵墓参考地としています。

また、島泉丸山古墳から北に１００ｍ少々離れた住宅街の中に、陪塚と考えられる「雄略天皇陵い号陪冢」があり、「隼人塚古墳」とも呼ばれています。

●雄略天皇陵(丹比高鷲原陵)について詳しくは　→http://kininarugou.blogspot.com/2018/05/blog-post_24.html

アクセス

「藤井寺Ｉ．Ｃ前」交差点から府道１２号を西に約１．６ｋｍ、または近鉄南大阪線「河内松原」駅前から東に約２．８ｋｍで進み、「お弁当マルタケ」さんのある交差点を藤井寺方面からは右折、松原方面からは左折し、北に約１８０ｍ。近くに駐車場は無いようなので「藤井寺」駅や「高鷲」駅周辺などのコインパーキングを利用。

最寄り駅は近鉄南大阪線「高鷲」駅で、駅から徒歩で北東方向に約７００ｍ。

２０１７年１２月撮影