【古民家】旧杉山家住宅(富田林市)

旧杉山家住宅

「旧杉山家住宅」は、大阪府富田林市富田林町にある古民家です。大阪府で唯一、国の「重要伝統的建造物群保存地区」として選定されている富田林寺内町(じないまち)の中にあり、国の重要文化財にも指定されている他、市のマンホール蓋の図案にも取り入れられるなど、富田林を代表する建造物となっています。

戦国時代の1560年(永禄3年)に、本願寺一家衆で現在の京都市下京区にある興正寺(こうしょうじ)の第16世・証秀上人が、銭百貫文で購入した石川西側の荒芝地に一向宗(今の浄土真宗)興正寺別院の御堂を建立したことから寺内町の歴史は始まります。現在も江戸時代から昭和初期の町並みが残ることで知られる富田林寺内町でも最古級の町屋建築とされるのがこの旧杉山家住宅です。

もともと木綿問屋を営んでいた杉山家は酒造業を始め、やがて河内酒造業の肝煎役(代表者)を務める大商家となりました。江戸時代の屋敷図を見るとその敷地は広大で、寺内町町割りの一画を占めていたことがわかります。その中には主屋をはじめ酒蔵、釜屋、土蔵など十数軒が軒を連ねて建てられており、その繁栄ぶりがうかがえます。1983年(昭和58年)に富田林市が当住宅を購入し、その後は市が管理しています。同年12月26日に国の重要文化財に指定。

現在、住宅内では建物や庭を見学出来る他、杉山家や杉山家出身で明星派女流歌人の石上露子(いそのかみつゆこ)に関するものなど貴重な品が展示されています

入館料は大人400円、15歳以下200円、団体(20人以上)は2割引月曜。休館日は月曜(月曜が休日にあたる場合はその翌日)、年末年始。

●旧杉山家住宅について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2020/06/kyusugiyamakejutaku.html

アクセス

近鉄長野線「富田林」駅の南口から観光交流施設「きらめきファクトリー」の横の「じないまち 本町通り」に入り南に500mほど進みます(富田林コロッケ寺内町店前通過)。道なりに進むと左側に富田林寺内町の地図と「市場筋」の石碑があるので次の交差点を左折すると左手が旧杉山家住宅です。向かいには寺内町センターがあります。

旧杉山家住宅をはじめ、寺内町内にはほとんど駐車場がないので「富田林」駅か「富田林西口」駅周辺のコインパーキング、または市役所近くの市営東駐車場(有料)などの利用推奨。

2018年10月撮影

旧杉山家住宅(富田林市)

旧杉山家住宅(富田林市)

旧杉山家住宅(富田林市)

旧杉山家住宅(富田林市)

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