【神社】土師ノ里八幡神社(藤井寺市)
土師ノ里八幡神社
「土師ノ里八幡神社」は、大阪府藤井寺市道明寺町にある神社です。鎮座地は石川西岸の住宅街の中ですが、すぐ近くに近鉄の土師ノ里駅がある他、交通量の多い国道や府道もすぐそばを走っています。また、世界文化遺産にも登録された古市古墳群に属する允恭天皇陵(市ノ山古墳)や仲津姫命陵(仲津山古墳)といった大型前方後円墳、さらには道明寺や道明寺天満宮といった有名な神社仏閣も周辺にあります。
土師ノ里八幡神社の正確な創建年は不明。八幡神社ということで御祭神は八幡大神(誉田別命(ほんだわけのみこと)=応神天皇)となっています。由緒記や説明板が無く、詳細は不明ですが、大阪府神社庁のホームページなどには江戸時代初期に羽曳野市の誉田八幡宮から御分霊を勧請して創健されたとあります。なお、藤井寺市内には澤田八幡神社、古室八幡神社、国府八幡神社、津堂八幡神社といった八幡神社がありますが、羽曳野市の壺井八幡宮の御分霊を勧請して創建された国府八幡神社以外は誉田八幡宮から勧請されたとされます(津堂八幡神社は松原市の深居神社から分祀されたとも)。1872年(明治5年)に旧社格制度で村社に列格。
現在の鎮座地住所は藤井寺市道明寺1町目となっていますが、かつては河内国志紀郡澤田村で、澤田にはこの字小林の八幡神社と仲津姫命陵北側に鎮座する字上ノ段の八幡神社がありました。上ノ段八幡神社は現在澤田八幡神社と呼ばれています。
土師ノ里八幡神社の鳥居は東側にあり、西にある拝殿、本殿に向けて参道が延びています。境内には江戸時代の「元文四己未年(1739年)八月」の銘のある石燈籠がある他、割拝殿内には大きな武者の奉納絵馬が掛けられています。
●土師ノ里八幡神社について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2020/06/hajinosatohachimanshrine.html
アクセス
近鉄南大阪線「土師ノ里」駅改札前の国道170号(旧道)と府道12号堺大和高田線(ヤマタカ線)が交わる「土師の里」交差点から東に向けて線路沿いを100mほど進み、右手の踏切へ下る細い坂道に入り、細い踏切を渡ります(車通行不可)。踏切を越えると20m少々先の右手に土師ノ里八幡神社があります。
南側の道明寺や道明寺天満宮方面から向かう場合は、道明寺東側の東高野街道を北に進み、白光竜王大明神前の分岐を斜め左に入り、約250m先の左側に神社があります。
土師ノ里八幡神社に駐車場はありません。
コメント
コメントを投稿