【古墳】庭鳥塚古墳(羽曳野市)

庭鳥塚古墳

「庭鳥塚古墳(にわとりづかこふん)」は、大阪府羽曳野市東阪田にある古墳です。ユネスコの世界文化遺産に登録された古市古墳群から少し南に位置し、大阪府下では珍しい前方後方墳となっています。

羽曳野市南部の東阪田地区は富田林市と境を接しており、現在の庭鳥塚古墳は住宅地や国道に隣接する形で保存されています。このような環境にありながら、庭鳥塚古墳が(前方後方墳として)発見されたのは2005年(平成17年)6月で、工事の最中のことでした。

調査の結果、庭鳥塚古墳は前方部を北側に向けた前方後方墳で、二段築成の墳丘は長さ約60m。墳丘表面には葺石が葺かれ、円筒埴輪が立て並べられていたと考えられています。その築造時期は4世紀中葉から後半の古墳時代前期とみられています。当古墳は平成の発見まで盗掘を免れていたと考えられ、三角縁神獣鏡の他、篭手や鋸など出土例が少ない遺物も出土しています。当古墳は大阪府指定史となっています。

南河内の前方後方墳としては九流谷古墳、板持3号墳、平1号墳があり、周辺で三角縁神獣鏡が出土した古墳としては富田林市南旭ケ丘町(美具久留御魂神社のすぐ南)にあった真名井古墳が挙げられます

●庭鳥塚古墳について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2021/05/niwatorizukakofun.html


アクセス

近鉄長野線「喜志」駅東口から東に進みます。国道170号(旧道)の「喜志南」交差点から左(北)に約1.2km先の右手の細い坂道を上った左側に庭鳥塚古墳があります(説明板もこちら)。

南阪奈道路高架下の国道170号(旧道)「新町南」交差点からは南に約350m進んで左手の細い坂を上ります。

庭鳥塚古墳に見学者用駐車場はありません。


2021年2月撮影

庭鳥塚古墳(羽曳野市)

庭鳥塚古墳(羽曳野市)

庭鳥塚古墳(羽曳野市)

庭鳥塚古墳(羽曳野市)

庭鳥塚古墳(羽曳野市)

庭鳥塚古墳(羽曳野市)

庭鳥塚古墳(羽曳野市)

庭鳥塚古墳(羽曳野市)

庭鳥塚古墳(羽曳野市)



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