【神社】佐備神社(富田林市)
佐備神社
「佐備神社(さびじんじゃ)」は、大阪府富田林市大字佐備にある神社です。平安時代の書物「延喜式神名帳」に河内国石川郡9座のうちの一つとしてその名が記載された式内社で、明治時代以降の旧社格制度では村社に列格していました。
石川右岸(東岸)の平野部から山間へと広がる東條地区の入口にあたる佐備地区の産土神で、石川の支流である佐備川沿いの府道からすぐ西側の小高い山の上に鎮座しています。富田林市街からそれほど遠くありませんが佐備神社周辺には豊かな自然が残っています。
社伝によると、佐備神社の創建は858年(天安2年)正月とされています。江戸後期に刊行された「河内名所図会 二」にも「延喜式内社」として掲載されていることから、南河内の名所として知られていたようです。
主祭神は忌部氏(いんべうじ。後の斎部氏)の祖神とされる天太玉命(あめのふとだまのみこと。布刀玉命や太玉命とも)で、左相殿に松尾大神、右相殿に春日大神が祀られています。摂社の天神社には素盞鳥命、水分神社が祀られている他、末社には、諏訪神社、橦賢木神社、籠守神社、寒川神社、加茂神社、菅原神社、妙見宮などが祀られています。
佐備神社の本殿は千鳥破風と唐破風の付いた三間社流造で大変歴史を感じさせる建物となっています。また、東側の鳥居のそばと石段の上にある比較的新しい狛犬「獅子っ子」は、「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」や「獅子の子落とし」といった言葉を連想させる当社の新しい名物となっています。
4月には「神楽祭」が執り行われる他、10月の秋祭りでは上佐備、中佐備、下佐備各地区から地車(だんじり)が出て宮入します。
周辺では、1kmほど南西に滝谷不動尊や彼方春日神社が、1km少々北に板持厳島神社や板茂神社が、1.5kmほど東に式内社鴨習太神社が、2kmほど南に龍泉寺や式内社咸古佐備神社を合祀している式内社咸古神社がある他、楠木氏ゆかりの建水分神社が約4km南東にあります。
●佐備神社について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2020/08/sabishrine.html
●佐備神社 ホームページ →https://sabijinja.site/
アクセス
近鉄長野線「富田林」駅から金剛バスで「下佐備」バス停下車。バス停前の「佐備」交差点から20mほど西の十字路を右折し玉垣の下の道を約70m進むと左側に鳥居と石段があります。
国道309号「板持南」交差点から上記の「佐備」交差点へは府道201号甘南備川向線を南に約800m。
他に、下佐備会館前に神社北側の入口があります。また、「佐備」交差点から西に50mほど進むと右手に神社南側入口の階段があり、さらに坂を少し上ると右に車で社務所前まで入れる道があり、2,3台分の駐車スペースがあります。
2020年7月撮影

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