青山古墳

青山古墳(あおやまこふん)は大阪府藤井寺市青山にある古墳です。藤井寺市と羽曳野市の境界近くにある円墳で、国の史跡に指定されているだけでなく、世界文化遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群の世界遺産リストにも登録されています。

現地説明板によると、青山古墳の築造時期は出土した埴輪などから５世紀中葉とみられ、墳丘の直径約６２ｍ、高さ約１０ｍで、円丘部は２段となっており周濠があります。南西側には造出しが設けられていることから墳丘長は最大で約７２ｍとなり、円墳としては古市古墳群最大級です。濠の調査では円筒埴輪、家、衣蓋、盾、靫、馬、人物形などの形象埴輪が見つかっています。墳丘南西側にある造出の対岸付近が公園(市立青山児童遊園)となっており、青山古墳の説明板もあります。

現在の青山古墳周辺は住宅地となっていますが、かつてそこには複数の古墳があったことが判明しており、青山古墳群と呼ばれています。

青山古墳周辺１ｋｍ圏内には墓山古墳、仁賢天皇陵、野中宮山古墳、はざみ山古墳、白鳥陵古墳、清寧天皇陵、そして応神天皇陵など大きな前方後円墳が多数あります。

●青山古墳について詳しくは　→https://kininarugou.blogspot.com/2020/10/aoyamakofun.html