【神社】十二社権現宮(松原市)

十二社権現宮

「十二社権現宮(じゅうにしゃごんげんぐう)」は、大阪府松原市新堂にある神社です。現地の由緒記などによると、十二社権現宮は室町時代後期の永禄年間(1558年~1570年)に、僧秀盛によって創建されたとされています。

御祭神は熊野信仰における熊野権現、つまり伊邪那岐大神、伊邪那美大神、素戔嗚尊をはじめとした神々が祀られているようで、郷土史には伊邪那岐大神、伊邪那美大神、素戔嗚尊の他、天照皇大神、事解之男神、速玉之男神、忍穂耳命、瓊々杵命、彦穂穂出見命、鵜茅草葺不合命、軻遇突智命、埴山姫命、彌都波能売命、稚産霊の計14柱の神を祀っているとあります。

鎮座地周辺は明治の初めまで河内国丹北郡新堂村と呼ばれており、村内をかつての主要道であった中高野街道や住吉街道がこの地を通っています。十二社権現宮は新堂村の鎮守でありながら、これらの街道を利用し高野詣や熊野詣をする旅人の道中の安全を祈ったとも考えられています。

現在の鎮座地は、近鉄河内松原駅南側の住宅街の中を南北に延びる商店街から少し西側に入った静かな公園の一角となっていますが、もともとは現在の鎮座地から100mほど南西の、同じ新堂3丁目内にある高鷲山良念寺(真宗大谷派)前の東之坊(真言宗・廃寺)の境内に祀られていたそうです。

500mほど北東には柴籬神社が、500mほど南には正井殿があります。

●十二社権現宮について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2020/10/junishagongengushrine.html


アクセス

近鉄南大阪線「河内松原」駅南側の府道12号堺大和高田線(ヤマタカ線)「上田」交差点からゆめニティ松原西側の中高野街道新道を南に約800m進み、右手にある松原乗物センター右側の路地を入ると十二社権現宮のある公園(広場)となっています。

「河内松原」駅などから近鉄バスを利用した場合は「新堂住宅」バス停で下車すると100mほど北に前出の路地があります。

十二社権現宮に駐車場はありません。

2020年5月撮影

十二社権現宮(松原市)

十二社権現宮(松原市)

十二社権現宮(松原市)

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