【史跡】楠公誕生地(千早赤阪村)

楠公誕生地

「楠公誕生地(なんこうたんじょうち)」は、大阪府南河内郡千早赤阪村水分にある史跡です。鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した大楠公こと楠木正成が生まれたとされる地で、近くには楠公産湯の井戸もあります。

現在、千早赤阪村の郷土資料館やくすのきホール、道の駅ちはやあかさかが集まる一角にある楠公誕生地ですが、周辺では二重の堀に囲まれた建物跡が検出され、出土遺物も14世紀のものが確認されていることから、南にある桐山遺跡とともに楠木氏館跡の有力な候補地となっています。

現在は石碑を中心とした小さな神社の様に整備されていますが、古くは豊臣秀吉も整備を命じ、大久保利通や税所篤といった歴史上の人物も訪れています。また、周辺には明治以降に皇族・旧皇族によって植えられた木であることを示す「御手植」と刻まれた石碑や「楠公史跡 河南八勝第七蹟」の碑も立っています。

楠公産湯の井戸以外にも、周辺には奉建塔建水分神社、そして下赤坂城跡寄手塚・身方塚といった楠公ゆかりのスポットが多数存在しています。

●楠公誕生地について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2020/03/nankotanjouchi.html


アクセス

大阪、富田林方面からは国道309号を奈良(御所)方面へ向かい、道の駅かなんを越えてすぐの「神山南」交差点を右折します。2kmほど道なりに進むと大きく右にカーブしているので、その先を右折(道の駅などの看板あり)、約200m先を右折すると少し先の左側に道の駅ちはやあかさか、そして楠公誕生地の入口があります。

奈良県御所市方面からは国道309号で水越峠(トンネル)を越え大阪方面へ。「水分」バス停前の分岐を左に入り、建水分神社の前を通って300m弱で再び分岐があるので左に。約200m先を右折すると少し先に道の駅と誕生地の入口があります。

公共交通機関では、近鉄長野線「富田林」駅から金剛バスに乗車し「楠公誕生地前」バス停下車すぐ。

楠公産湯の井戸への入口は楠公誕生地から道路を挟んで向かい側(北)にあり、2~300m南にはスイセンの丘や奉建塔もあります。

2019年10月撮影

楠公誕生地(千早赤阪村)

楠公誕生地(千早赤阪村)

楠公誕生地(千早赤阪村)

楠公誕生地(千早赤阪村)

楠公誕生地(千早赤阪村)

楠公誕生地(千早赤阪村)

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