【古墳】蕃所山古墳(藤井寺市)
蕃所山古墳
「蕃所山古墳」は、大阪府藤井寺市藤ヶ丘にある古墳です。世界文化遺産に登録された古市古墳群を構成する古墳の一つで(蕃所山古墳は世界遺産登録リストには入っていません)、同古墳群最大の古墳である応神天皇陵(誉田御廟山古墳)北西の住宅街の中にあります。
蕃所山古墳は藤ケ丘の住宅地の中の円墳として、周囲を道路で囲まれる形で保存されており、ラウンドアバウト(環状交差点)の中心部に存在する小山のようにも見えます。同じ南河内で言うと赤面山古墳(藤井寺市)や太平塚古墳(太子町)と同様に変わった場所にある古墳としても知られています。
現在の蕃所山古墳の直径は約22m、高さ約3mですが、本来はもっと大きかったと考えられています。周囲の本格的な発掘調査が行なわれておらず正確な墳形や周濠の有無などは未確認ですが、立会調査では隣接する道路の一部に深い掘り込みがあったことが確認されており、これが濠の一部である可能性も。
また、応神天皇陵築造時に使用したモッコ(藁蓆(わらむしろ)などの四隅に吊り綱を付けた運搬用具)などの道具をこの塚に埋めたとの伝承から「モッコ塚」とも呼ばれています。
●蕃所山古墳について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2020/04/banshoyamakofun.html
アクセス
公共交通機関では、近鉄南大阪線「藤井寺」駅南口から近鉄バスに乗り「藤ヶ丘」バス停下車。すぐ南の郵便ポストやアイセルシュラホールの看板のある交差点から北東に向かい、約280m進みサンド山古墳の先の交差点を右折すると100mほど先に蕃所山古墳があります。
国道170号(外環状線)「藤ヶ丘2」交差点から西に約80m進み右折すると30mほど先に、あるいは交差点から北に約40m進んで左折すると60mほど先に蕃所山古墳があります。
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