【古墳】サンド山古墳(藤井寺市)
サンド山古墳
「サンド山古墳」は、大阪府藤井寺市藤ヶ丘にある古墳です。世界文化遺産に登録された古市古墳群を構成する古墳の一つで(サンド山古墳自体は世界遺産登録リストには入っていません)、同古墳群最大の古墳である応神天皇陵(誉田御廟山古墳)の北西にあり、「応神天皇恵我藻伏崗陵へ号陪塚」に治定されています。
現状は北東と南西の二つの塚からなり、その大きさは長軸長約30m、高さ約3mで、双円墳、または前方後円墳のようにも見えますが、かなり改変されているとみられ、元々の大きさや形は不明です。築造時期は、出土した円筒埴輪から5世紀後半と考えられています。天皇陵の陪塚とされたことから破壊を免れましたが、一方で詳しい発掘調査などは行われておらず、いまだに埋蔵施設や副葬品など不明な点が多い古墳です。
サンド山古墳は国道170号(外環状線)から少し入った藤ヶ丘の住宅地の道路沿いにあり、隣にはポケットパークが作られるなど、身近に歴史を感じられる古墳の一つといえます。
●サンド山古墳について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2020/07/sandoyamakofun.html
アクセス
近鉄南大阪線「藤井寺」駅南口から近鉄バスで「藤ヶ丘」バス停下車。すぐ南の郵便ポストやアイセルシュラホールの看板のある交差点から北東に向かい、約270m進むと左手にあります(その先の交差点を右折すると100mほど先に国史跡の蕃所山古墳があります)。
国道170号(外環状線)「西古室」交差点からは西に約200mです。
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